神奈川県伊勢原市
最近はラーメンショップの世界にどっぷりハマっている。
伊勢原市に1年前ラーショが出来た。
じりじりとまたブームの再燃を感じる。
そのラーメンショップ沼目店を訪れた。
まずは食券を買ってカウンター席に座る。
この店は若い女性店員達が仕切っており、創業1年にも拘らずかなり常連客が多い印象で、店員と客との間で気さくな会話が弾んでいる。
家系ラーメンのルーツとも言われたラーショは1970年代から90年代にかけて全盛期だった。
環七ラーメン戦争の時代に流行した昔ながらの醤油ラーメンの豚骨出汁を強くして関東風豚骨と言われた基本スタイル。
ラーショはチェーン店では無くフランチャイズ店。
フランチャイズなのにロイヤルティーは発生しない。
本部から仕入れる食材等に含まれているとの噂だが。
椿食堂管理の調味料を使用する店舗は「椿系」と呼ばれている。
しかし、全ての店舗が本部から全ての食材を購入する義務はない。
本部からは豚骨醤油の作り方のノウハウと麺、タレ、丼のみが提供されるだけだ。
これだけ本部の経営が緩いせいで、仕入れの材料さえ異なる店もあって、各店ごとに特徴が異なる。
ラーメンはもちろん、独自のセットメニューや丼モノを用意していたり、飲みに特化した店舗があるなど、派生や傍系、亜流まで似たような店名がいくつも存在しだし、現在のラーショ界はカオス状態である。
この店においては卓上にある「味濃いめ用かえし」つまりはラーメンタレの存在がとても重要だと言うことが大きなポイント☝️であることを覚えてもらいたい。
第一次ラーショブームが衰退してもずっと離れなかったラーショファンもいるが、かつてラーショから家系に流れた客が資本化された家系ラーメン業界に嫌気が差し、原点回帰としてラーショに戻りつつある流れを僕は感じざるを得ない。
時代の流れで綺麗でお洒落過ぎるこだわりのラーメン屋が増えた。
しかし、今でもラーショには懐かしい昭和ラーメン屋のあの頃の雰囲気が残っていた。
チャーシューメン 850円
これが椿食堂から提供される広くて平べったいラーショの丼。
100円追加して麺中盛にしてます。
ほんのり乳化の他ラーショと比較して、この店は乳化しまくりのスープですわ‼️
相当時間をかけてしっかり出汁をとってこのスープが生まれているのだろうな。
うわぁ〜美味しいな。
トロ〜リとしたマイルドな優しいスープ。
一口目は塩味が足りないから味が薄く感じた。しかしスープの味を味わえる。
でも卓上のラーメンタレを入れたら塩味は丁度よくなった。
だからラーメンタレが重要なんですよ‼️
ラーショの麺は飲みもの。
ラーショのニュルやわ細麺を飲ま飲まイェー♪飲ま飲ま飲まイェー♪
柔らかい細麺が胃袋にゴックンゴックン収まっていく。
チャーシューは6枚。
厚さは薄いけど麺と一緒に食べやすい。
餃子 200円
いつも思うけど200円で5個は安過ぎる。
安過ぎるって言っても高くしないで😅
他のラーショに比べてやや厚めの皮が印象的なずっしりとした餃子。
手作りで新鮮な餃子は卓上の餃子タレで。
この店はスープにこだわりがあり、個性的だった。
店員曰く、チャーシュー切れで閉める店もあるが、この店はスープ切れで閉めるらしい。
このスープを求めて他県からわざわざ来る客もいると言うから凄い。
ラーショなんてどこでも味が一緒でしょと昔は思っていた。
違う‼️
店による微妙な味の違いを楽しみながら自分好みのラーショを追い求めていくのがラーショ道。
努力している店もあればしていない店もあって、当たり外れも含めてラーショを楽しむ。
その小さな差が店の客入りを大きく分けるのがラーショである。
ごちそうさまでした。