【住所】神奈川県平塚市
【HP】食べログ
最近はライト級濃度の家系ラーメンにハマっている。
昔はひたすらにヘビーな濃厚さを求めたが、だんだんとやはりラーメンはバランスが大事だという基本的なことに気付いたのだ。
平塚に「矢口家」という家系ラーメン店が昔からある。
昔は濃度がライト過ぎるなと思った時期もあったが、今ではそれが丁度よく感じる。
思うに昔ながらの街中華のラーメンが我々の原点だったとしたら、時代とともに動物系、魚介系スープが濃厚な方向へとラーメントレンドは変化していった。
しかし今では濃厚スープは巷に溢れ、これ以上の濃厚を追求するには限界に達してしまったのかもしれない。
バランスを欠いたスープは飽きがくるのだ。
最近では珍しい出汁を使用するぐらいでラーメン業界に新たなイノベーションは生まれていない。
現在のラーメン業界はチェーン店が増えてラーメン屋が飽和状態である。
そして個人店の閉店が増えて個性的な味の多様性は淘汰されている。
つまりラーメン業界は既に成熟しきっているので、今後の成長はもはや難しいのか。
となると時代は原点回帰していくのかもしれない。
昔ながらのラーメンだったり、かつて美味しかった懐かしいラーメンに輪廻していく。
トレンドやブームは終焉し、振り返って見て自分が本当に好きだったラーメンを選ぶ時なのだ。
チャーシューメン中盛
990円
薄水色の丼は六角家系譜を連想させる。
僕の思う1番家系らしい色だ。
鶏ガラと豚骨を煮込んだフロイド・メイウェザーjrばりの中軽量級スープ。
鶏油多めでライトテイストな味だ。
バランスも良し。
丸い断面の中太麺でモチモチした食感だ。
外側に脂身を残した肉肉しい食感のチャーシューは独特な風味がある。
美味しかった。
家系としてナイスバランス系で間違いないグッジョブな味でした。
何十年もブレないこの味。
ヨッ!平塚民の宝!
ごちそうさまでした。