【住所】神奈川県厚木市
【HP】食べログ
毎年この時期になると、今年の暑さは異常であるとか、地球環境の変化だとか、どこのテレビ局でも報道をしている。
そんな暑い昼過ぎ、図書館に本を返した後に本厚木駅東口近くにある中華料理屋の慶福楼に暑さから逃避する様に入店した。
脇下がムッシュムレムレである。
店に入ったら、丁度カップルが食べ終わって出て行くところであった。
クーラーが効いていて、店内が冷えているのはありがたい。
店内は僕1人である。
ウエイトレスから好きな席にどうぞと言われ左側手前の2人掛けのテーブル席を選んだ。
店員はおそらく中国の方達だろうけれど、愛想が無い様に見える接客は悪意があるわけではなく、きっと文化の違いであろうと思う。
冷たい水を出してくれた。
店員よりメニュー本を渡されパラパラ見ていたが、メニュー本よりも壁に貼ってある定食メニュー札に目がいってしまった。
注文をすますと左斜め前のテーブル席で何かの雑誌やら新聞やらを読んでいた調理長らしき人物が、本を置いてムクッと立ち上がり厨房へと入っていった。
やがて厨房からカンカンカンと調理をする音が聞こえ始め、まもなく料理が運ばれて来た。
料理が運ばれて来ると、料理長も店内に戻って来てテーブル席に座り、再び何かを読みだした。これも文化の違いだな。
タンタンメン・半チャーハン 900円
担々麺にも色々種類があるみたいで、この担々麺はスープがあっさりしたタイプのである。
スープ表面にはラー油、甜麺醤、豆板醤などで炒めたひき肉のタレがのっている。
その下は澄んだアッサリ中華スープという二重構造である。
辛さはピリ辛程度であまり辛くはない。
胡麻の風味も控えめで中華系スパイスの風味を感じる。
ラーメン用語で言えばシャバ系の担々麺である。
麺は一般的な細く柔らかな中華麺。
具はひき肉、メンマ、青梗菜、ネギ。
ひき肉が底に沈みがちであるので、すくって食べるために小さい穴の空いたあのレンゲが欲しい。
半チャーハンは、けっこう脂を使っているコッテリチャーハンである。
細かく刻まれたチャーシューが、たくさん入っていて具材も多い。
味付けも濃すぎず薄すぎず丁度良い感じで、ほのかな甘みを感じて美味かった。
チャーハン旨かったな。
サラダはこんな感じである。本格チャーシューが入っている。大きなキューリもある。
担々麺にはまり始めてまだ日は浅いが、こんな感じのあっさりしたスープタイプの担々麺もあるのだと知った。
そして胡麻とスープ出汁が濃厚でクリーミーな担々麺が僕の好みである事が徐々にわかってきた。
会計を済ませる頃、時計は14時40分を回っていた。
15時でラストオーダーらしいのに、料理長や支配人らしき人が15時を前にして次々と外出していった。もし15時までに新たな客が来たら、誰が料理を作るのか?
ごちそうさまでした。