【住所】神奈川県厚木市
【HP】食べログ
3月。
それは厚木からの卒業。
4月アタマに海老名へと本店の店舗移転が決定したぎょうてん屋本店。
決定すると移転を惜しむファン達がたくさん押し寄せるもので、平日なのに今日も大盛況であります。
僕もあと一週間でぎょうてん屋とお別れをするわけで、皆と同じように、今のうちに思い出の料理を食べておきたいと思い、今日も寄ったわけであります。
オープン当初のぎょうてんラーメンから豚骨醤油ラーメンに名前が変わり、味までが変わってしまった事で、初めは店に対する反抗心のつもりで頼んだチャーハンだった。
しかし、なかなかパンチのあるコッテリチャーハンに見事なカウンターパンチを食らわされ、この店のチャーハンのファンと化した。
チャーハン
650円
熱々の湯気が出ている。
油をしっかりと纏わせて、やや黒い濃いめの味付け。
パラパラとは反対部類のチャーハン。
使用具材はシンプルに青ネギ、白ネギ、卵、角切りチャーシュー。
紅生姜が添えられている。
作る人が違えば、いつも微妙に違う味のチャーハン。
チャーハンスープの概念を覆す、まさかのコッテリスープは当時とてもぎょうてん驚かされた。
チャーハンスープの存在意義は多数の論説があれど、いまいちどれが正しいのかはっきりとしない。
その説のひとつ、食後の脂っこい後味をサッパリさせるためにスープはあるのだという論説を真っ向から痛烈に否定しているのがこのスープである。
このチャーハンスープはさらに口の中をコッテリさせて客を帰す。
だが、どこにも無い独特な味で、何度も飲むと徐々に癖になる味なのだ。
一般的な街の中華食堂のチャーハンよりもパンチがあって、この店のチャーハンはとても好きだったけれど、もう近くでは食べられなくなるのは残念。
寂しいね。
ごちそうさまでした。