【住所】神奈川県厚木市長谷417-4
【HP】食べログ
厚木市長谷にある十割蕎麦の名店。
楽食(らくた)に昼過ぎにやって来た。
食べログで厚木ナンバー1の店。
店舗横にある駐車場は裏P合わせて11台。
引き戸を開けて店内に入ると、昼間なのに敢えて光を遮断して明るい照明をつけオシャレなムードを出している。
オマケにジャズまで流してイケてる蕎麦屋だ。
カウンター席とテーブル席に分かれカウンター席に案内された。
メニューを見ると、大きく分けるとせいろと田舎せいろに分かれる。
天ぷらが付いたり、きんぴらが付いたり、色々あるが、とりあえず基本のもり蕎麦を注文することにした。
他の客の蕎麦を見ると1枚の量が少なそうなので、喜右衛門の大盛と同じく3枚重ねで注文することにした。
店員によるとせいろと田舎せいろがあるから、3枚のうち1枚は田舎せいろにしてはどうかとナイスなお勧めをしてきたので、じゃそれで頼むことにした。
待つ事数分。
茹で上がったせいろを店主が運んで来た。
重ねせいろ(3枚) 1210円
店主から食べ方の説明を受けた。
まずは岩塩をパラパラとかけて蕎麦ツユにつけないで食べる。
せいろと田舎せいろは交互に食べて味を比べる。
ワサビは蕎麦につけて食べるのであって、蕎麦ツユには入れない。
蕎麦ツユを出来るだけ汚さないとのこと。
…僕は今までこの食べ方をして来なかった。通の食べ方だ。
せいろ
田舎せいろ
店主の言う通りに岩塩をせいろにかけて食べてみた。
旨くはない…。
と思いきや、噛む事に段々と蕎麦自体の味と香りがしてくるではないか!
蕎麦自体の甘みはせいろの方がある。
食感は田舎せいろの方がコシがある。
双方ともやや太めに切ってあり長さが短いな。
田舎せいろの方が太く平麺。
他の店で食べて来た十割蕎麦はボソボソしていてブツっと切れてしまう印象だったけどこの店は違う。
滑らかさは二八だけど、食感の面白さと風味は十割かな。
とは言え、やはり蕎麦ツユにどっぷりとつけて蕎麦を泳がして食べるのが僕的に旨い。
僕よ。いい加減通ぶるのはやめなはれ。
ウォッ!
濃厚な蕎麦ツユ!
かえしも鰹出汁も濃いめのキリッとしたツユ!
量は少なめだけどグッジョブ!
十割はのびるのが早いから早く食べなきゃいけないんだけど、蕎麦をよく噛んで味わいなさいという矛盾と向き合う。
3枚一気にペロリンチョ。
ツユが濃厚だからか、最後まで薄まらないのは不思議だ。
値段が高くて量は少ないけれど旨いのは納得。
蕎麦を深く楽しめる店だった。
ごちそうさまでした。