【住所】
神奈川県厚木市妻田西3-1-25
【営業時間】不明
【定休日】月曜日
【電話番号】046-224-2828
【駐車場】有
【最寄り駅】本厚木駅
【出前】有
【テイクアウト】不明
【HP】食べログ
それは晴れた日で18時を過ぎてもまだ空は明るい。厚木市中村入口近くにある中華料理屋の盧山で夕食となる。
やや風が強い日だ。
店前の赤い暖簾がヒラヒラ風に揺れている。
ビールやチューハイを片手に一杯やっている単体おっちゃん達がチラホラ。
いつもの光景。
おっちゃん達はテレビニュースに耳を傾けながらタバコをプカプカ、餃子や唐揚げをツマミにしながらグイッとひと口。
男たちの溜まり場ってわけね。
カウンター席に人が集中し、テーブル席が空いていたので奥のテーブル席に腰掛けた。
しばらくすると、愛想の良い女将が水を持って来てくれた。
僕はこの店のチャーシュー麺と生姜焼きが好きだ。
自分の腹に問いかけてみると今日はチャーシュー麺だ。
メニュー表に大盛の存在が書いてないので、女将に大盛はできるかどうかを聞いてみた。
できると言うので、それで注文をしたわけだ。
チャーシューメン 大盛
810円+110円
待つこと数分。
いつもよりかなり広いラーメン丼を女将が両手で少し重たそうに大事に大事にピトピト小股で歩きながら運んでくる。なんか可愛い。
目の前にその丼を置かれると、いつもの丼の軽く1.5割以上は広く見える丼だ。頼んで正解とすぐに確信した。
一見すると、チャーシューは6枚位で普通盛と枚数は変わらず。
おそらく麺の量が通常の1.5〜2倍増し、丼が大きくなった事により、スープ量も倍増していると僕のスカウターが反応した。なかなかの戦闘力。
まずはスープ。
生姜の風味を僅かに感じる鶏ベースのあっさりすっきり醤油スープ。
スープに甘みを感じるのは隠し味か、チャーシューから滲み出たエキスか。このスープは万人に好まれる味。
麺は街の中華料理屋定番の縮れ細麺。
茹で加減は柔らかめで、皆が知っている安心のあの美味しい味だ。
具はチャーシュー、ネギ、ワカメ、さやいんげん。さやいんげんを使うところが盧山らしいなと思う。
この店のチャーシューは独特な味付け。
やや厚めで程よく脂身を有している豚肩ロース肉は噛むと微かに甘い果実のような不思議な肉汁が染み出してくる。これがとても爽やかでサッパリと感じさせる。
さすが中華料理屋のチャーシューと感服せざるを得ず、細かい所までいい仕事振りが伺える。
食感も噛み応えがあり、脂身とのバランスも良い。
この肉肉しい食感のチャーシューは幼少の頃から僕に影響を与え続けて来た。チャーシューメンを想像すると盧山のチャーシューメンが心に浮かぶ。だから僕は今でもこのチャーシューが食べたくて、この店にたまに来てしまうのだ。
徐々に後続の客が入って来た。
僕一人でテーブル席を使うのは申し訳ないのでマッハで食べ終えた。
誰にでもある昔の思い出の味。
そんな味がまだ普通にあり続けている事がとても幸せなことだと強く思う。
盧山は僕にとってはかけがえのない思い出溢れる店である。いつもありがとう。お2人共、お身体に気をつけてくださいね。
ごちそうさまでした。
こんばんは。
盧山。見かけてはいるんですが、未訪です。「中村入口」で下車すると(←バス移動が多いイチ)、条件反射で梅家舎弟に直行してしまう^^;。
中華そば、美味しそう。魚介系は使ってないですよね。中華そばは鶏がらオンリーが王道。チャーシューが気になります。果実のような風味?どんな味だろう。興味津々。中村入口から盧山へ。梅家舎弟を振り切って方向転換できるのか、イチよ?
盧山はカピさんにとって特別な店なんですね。いなほ食堂に続いての「原点店」。味だけでなく、思い出や記憶も宝物。
小さい頃、とても美味しいぎょうざ屋さんがありました(ずっと昔に閉店)。あまり裕福ではない家に育ったので、たまに家族みんなで食べるぎょうざが大御馳走でした。大人になってぎょうざの名店を幾つか回りましたが、未だにあの味に及ぶ店を見つけられれないでいます。
幼い頃の記憶は美化されがちですが、確かにあの美味しいぎょうざの味は深く心に残っているのです。
カピさんにとっての名店。いくつも持っていて、それが現存している…。いいですね。食に感謝ですね。
では。
盧山はどこにでもある普通の中華食堂です。ただ俺にとっては独特な味がある特別な店。
我が家で昔よく出前をとっていた店なんです。
引っ越して生活形態が変わってからは、店から距離的に離れ、出前を取れなくなってしまったのでこうしてたまに訪れています。
この店も後継者はいなそうですね。
現在店を切り盛りしている老夫婦。体力の限界が来たらこの味も残念ながら思い出になってしまうのでしょう。
いつかその日が来ることを意識しながら店に通っています。
チャーシューメンとしょうが焼きが好きなんですよ。