小林屋

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【住所】神奈川県厚木市

【HP】食べログ

昭和59年夏の甲子園。初出場を果たした秋田県立高校の金足農業高等学校は1回戦で強豪・広島商(広島)に6-3でまさかの勝利。別府商(大分)を5-3、唐津商(佐賀)を6-4で破り、準々決勝で新潟南(新潟)に6-0と快勝。「雑草軍団」「金農(かなのう)旋風」と呼ばれた。準決勝で、2年生だった桑田真澄、清原和博の「KKコンビ」を擁するPL学園を八回表まで2-1とリードした。だが、その裏に清原を四球で出し、桑田に逆転2点本塁打を浴びて敗れた。

あれから長い月日が経ち、平成30年夏の甲子園で、再び金農旋風は起きた。金足農業は秋田の県立高校でありながら、数々の野球名門校を破り、第100回全国高校野球選手権大会の決勝戦まで勝ち進んだのだ。

金足農業は、全国から優秀選手が集まるわけではなく、全員が県内地元出身・農業との両立、硬式野球経験者が少ないほぼ軟式野球経験者中心のチームである。惜しくも決勝戦では超野球名門校の大阪桐蔭に敗れた。しかし、史上初の春夏連覇を2度達成という快挙を成し遂げた大阪桐蔭が霞んでしまうくらい、まるで漫画のように素晴らしい金足農業高校の快進撃は輝いていた。

金足農ナインが異口同音に「あれは苦しかった」と振り返るのが冬場の猛特特訓である。特に1月上旬の冬合宿が苦しいときの「気力」につながっているという。野球用具は一切使わず、長靴をはいて1メートル近く積もった雪の中を延々と走り込んだ。

甲子園で1勝すると1000万円の出費は初めて聞いたが、お金を寄付した秋田県民がとても嬉しそうなのが印象的で、全国の公立高校野球部だけではなく、様々な人間に夢と希望を与えた。よく頑張った!

デフレで店舗数を伸ばした小林屋に訪れた。ここの味噌ラーメンは当時500円で食べられて、ラーメンの内容もかなり良かったのである。駐車場は入れにくいにも関わらず、厚木に定着してから長い年月が過ぎた。

食券機の前でまた悲しい現実と向き合う事になった。食材価格高騰の影響を受けて今年の1月中旬から味噌ラーメンの値段がまた上がったのだ。これで500円→550円→650円と値上りした。それでもラーメンのクォリティから言ったらまだまだ 安いと思うが、元が500円であった事を考えると値段が高く感じるのは正直なところだろう。日本がデフレを脱却しなければならないのはわかってはいるが、ならば俺の給料も上げてくれ!

長いカウンター席に腰掛けて店員に食券を渡した。今日は期間限定のつけ麺を注文。店員がサッと調理に入った。

客は俺を含めて3人である。ラーメンの値上げが影響しているのか、昔はもっと客がいたような気がする。

数分で俺のつけ麺が運ばれて来た。

つけ麺   750円

ツルツルした舌触りにモチモチした食感の麺。太さはやや細めといったところで、縮れはほぼ無いストレート麺である。

冷んやりしているまではいかないが、軽く水で締めてある。麺量は1.5玉であるらしいが、囲やパワースポットに比べたら少なめに感じる。

つけ汁はオーソドックスな熱い豚骨魚介系スープである。表面に多めの香味油が溜まっていて、麺とよく絡まる。濃いめのタレは丁度良い塩分濃度である。味玉の上に乗せられた鰹節の魚粉が徐々につけ汁に溶け出し、味に変化を与える仕掛けだろう。しかし、器が小さい為か、最初から混ぜてしまったのは失敗であった。

つけ汁の具はチャーシュー、味玉、ネギ、メンマ、鰹節の魚粉。

あの小林屋らしい豪快な分厚いチャーシューもつけ汁に入っている。

毎年、期間限定で出しているつけ汁は、マー油であったり味噌であったりと時の流行りによって変えている様子。つけ麺は細麺派の俺にとっては、あまり噛むことなくスルスルと食べられて普通に美味しかった。これまで安い値段が客に受けてきた小林屋が、これからは味で勝負という事になる。安いから繁盛していたのか、味で繁盛していたのかは、今後の小林屋を見守れば答えは出るだろう。ごちそうさまでした。

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